わかってほしい事故の悲惨さ

交通事故というのはどんな状況であっても発生すると悲惨なものですが、その中でも特に目を覆いたくなるのは大型車による内輪差から来る巻き込み事故でしょう。内輪差とは大型の車が左折をする場合、前輪が通過した場所から内側に後輪が来てしまう現象であり、交差点の角で信号や車が途切れるために待っていた通行人や自転車が後輪に巻き込まれてしまう事故です。
この交通事故を防ぐには前輪を少し外側に膨らまし気味にハンドル操作をしなければいけないのですが、道路の幅が狭いとどうしても膨らんだ走行がやりにくいため、内輪差が発生しやすくなっています。どうしてこの事故が悲惨なのかと言うと、大型車の後輪に巻き込まれると逃げ出すことが出来なくなってタイヤと車の隙間に体が入ってしまい、体が潰れたりちぎれたりするからです。他の交通事故では体が飛ばされるので打ちどころが悪くなければ生命への危険は少ないのですが、この巻き込まれ事故では車そのものが大きいためにタイヤの下敷きになればまず助かりません。
大型車にはこの巻き込み防止のために防護柵が前輪と後輪のタイヤの間にありますが、体の小さな子供では簡単にその隙間から中に入ってしまうため、その効果が低くなっています。特に子供というのは前輪が通り過ぎるともうすぐ道路を通れると考えて前に出てしまう傾向が多いため、この巻き込まれ事故でも被害者は子供が多くなっています。
教習所で大型車の運転教習をするとこの内輪差について長い時間をかけて講習が行われますが、それが実際に自分一人で道路を走行していると対向車や道路の形状など、教習所のような整備された状況ではないので運転手も注意を怠ってしまう場合があるのです。
以前までは悲惨な交通事故というと飲酒運転でしたが、現在は罰則の強化と運転手のモラル向上で減少傾向にありますが、この巻き込み事故はあまり報道がされないので把握しにくいのですが、その数は目に見えて減っているというものではないので抜本的な対策が必要だと言えます。

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